人生のパイセン、大橋徹さん ― 「あの人はなぜ走るのか?」

 

走ること―ランニングは、時と場所を選ばずひとりでもできるという意味では、一番身近なそしてシンプルな運動です。

敷居が低く始めやすいのは確かですが、その「いつでもできる感」が「今じゃなくてもいいか」になりやすく、気が付いたらだいぶお休みしてしまった、なんてこともよくあるんじゃないでしょうか。

そんな中でも、コンスタントに、その人なりのペースで走り続けている人がいるのも確かです。
中にはもはや走ることがその人の一部になっていると言ってもいいくらいに走っている方も。

でも、この人たちはなんでそんなに走ることを続けていられるのだろうか?
どうやって走っているのだろうか?

きっとそこにはひとりひとりの続けていくコツというか、続けずにはいられない理由があるんじゃないかと思います。

 

お話ししていただいた大橋徹さん

〔種目〕最近はウルトラ、トレイル、アクアスロン、トライアスロン。
2007年定年を迎え、時間が出来たのと飲み仲間にランナーがいて、前から東京マラソンに出たいと思い走り始め、今年10年目。71歳の今年からトライアスロンに挑戦。

話をする大橋徹さん

定年後に友人の誘いでマラソンを

1947年生まれ、今年71歳でいわゆる団塊世代を生きまして、60歳までは思いっきり忙しい毎日を過ごしていました。

前から運動はしていまして、テニス、スキーなどは時間を見つけてしていましたが、定年の間際は時間がなく・・、ただその頃、2007年って東京マラソン第1回目があった年なんです。

ちょうど2007年に定年を迎えるということで、東京マラソンを走ってみたいな~と思っていました。

2008年から5年間は再雇用でまた仕事を続けてはいたのですけど、時間的に余裕ができたので、今までできなかったことをやりたいと思いました。

会社の飲み仲間がいまして、「今年は何を達成するんだ」とか各々目標を設定して、達成をしたら忘年会の飲み代はただ(無料)にするとか言って楽しんでいました。

その中で走るメンバーがたまたまいて、2008年から飲み仲間にも手伝ってもらって走りはじめました。

 

70歳を迎えても快適に走る大橋さん

 

2017mですが、2018年に初めて登りました

 

仲間との挑戦がマラソンを楽しくする

走ることは辛いというより楽しいのですね、まあ、それは時間と共に変わってくるのですが。(笑)

最初は楽しかったのですけど、目標を設定すると辛くなるんですね。

目標に向かってどうするんだと。

目標に向かってどういう準備をして、どういう計画を立ててとブレイクダウンして・・、大体最初の5年間はランナーとしてタイムは伸びやすいと言いますが、私も5年目でサブ4を達成しました。

その頃アメブロを初めていまして、ブログでラン仲間と交流したり、一緒に大会のボランティアスタッフをしたりして繋がっていきました。

サブ4達成すると、その先何やるかということで、ウルトラということになっていきます。それで柴又100kmも出て、初めてウルトラマラソンも完走しました。

その他には「チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」というのがあって、ランニングというのは、目に入ってくる景色が楽しいとか、人と話すのが楽しいボランティアスタッフをするのが楽しい、などいろいろあるのですが、なかなかチャレンジ富士五湖ウルトラマラソンを完走するのが難しくて・・・。

その頃やっていたブログの中で、100kmに挑戦する人を集めて練習する機会に出逢い、目標達成のための練習をし、色んな人にも出会いました。特に100kmは競走じゃなくて、一緒に完走したいという連帯感があります。

走っている時いろんなことを考えるのですが、この辛さは他のランナーも一緒だと想像するとそれもまた力になります

そういう面で、ランニングはなんで続けるかというと、苦労したらば、その後が達成感があったり開放感があったりして楽しいですよね。苦労が足らないと、その後の喜びが少ないわけですよね。

そういうことを前提に考えて、何かに挑戦していて、その中で得られるもの、感じるものが、新たに出てくるというのが面白いなと思います。

 

ウルトラマラソン、トライアスロンを完走する大橋さん

 

走ることで新しい経験を得られます

一番楽しかった大会は「北緯40°秋田リゾートカップ100kmウルトラマラソン」です。

知らない地方に行くと、その土地の雰囲気とか、運営のあたたかさとか、応援、食べ物、場所を感じることができて。例えば秋田弁で応援してくれて、それがあたたかくて。

「東京から来てくれたの~?」と沿道の方が応援してくれて、感激してウルっとしながら走ったり、「走る」ことを通して「新しい経験」を得ることができます。

今年71歳ですが、65~70歳は本当に色々故障して、その間、自転車や水泳をしたり、登山をしたりしていて、それも今はトレイルランニングにいきていますし、たまたま故障したことによって、違うことをはじめてみると、結果ランニングにつながっていました。

そういうことをキッカケに自分で広げていき、ランニングを通じて色々プラスにつながっています。

今年はじめてトライアスロンもなんとかゴールしました。

今後どう生きていくかということも考えるのですが、最近大会で出会った84歳の方や89歳の方々の元気なお姿を見て、「上には上がいる。私もこれからスタート」という思いを持っています。

「目指すはサングラスをかけると、自分にソックリなサイボーグじいちゃんG!(笑)」

 

Photo by  CYBORGじいちゃんG

 

 

今回は南西旅行開発株式会社さんのオフィスで、約20名の皆さんにお話しを聞いていただきました。

皆さん、ありがとうございました!

 

 

「ラン(マラソン)で結ぶ」をコンセプトに、主に海外マラソンの情報と魅力を中心に発信しています。スタッフ全員が、マラソン(特に海外マラソン)が大好きで、たくさんの人に海外マラソンの楽しさを広めたいと思っています!

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