なぜ海外マラソン?僕が海外マラソンにハマった4つの理由

 

らん結び編集部の千葉慎也です。僕は元々、長距離よりも短距離派で、体育や部活の練習で〝仕方なく〟長距離を走っていました。そのためマラソンの「マ」の字さえ縁のない生活を送っていました。・・・いや、むしろほとんどの方がそうだったのではないでしょうか?

それでも興味本位で東京マラソンや横浜マラソンを走り、会社を退職した景気づけに「ホノルルマラソンを走るぞー!」と思い、ホノルルマラソンを走りました。

その時はまだ、「海外マラソン=ホノルルマラソン」だったのですが、それから3年、気付けば15ヵ国程の海外マラソンを走り、一度走るとヤミツキになってしまいました。今回は、なぜヤミツキになってしまったのか? 自分で振り返りながら考えてみました。

 

想像ができないのです

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Photo by pixabay

 

ちょっとマラソンとは関係のない上に大袈裟な話ですが、大人になって、気付けば毎日の日々に感動をすることが少なくなり、非日常的な経験をすることも少なりました。
また、僕は大の旅行好きなのですが、初めて海外に足を踏み入れたあのワクワクやドキドキした気持ちはかなり薄れしまい、贅沢にもマチュピチュに行っても感動しなくなりました。

なんでこんなに感動しなくなったんだろう? なんてつまらない人間になってしまったんだろう? って考えていたら、わかったんです!

日々の情報や絶景写真はインターネット上や本の中に溢れかえり、これだけスマホ一台でなんでも情報が得られると、世の中のあらゆることが「経験してしないのに想像できてしまう」って思いました。

例えば旅行に行って、「リマ マチュピチュ 行き方」と検索すれば、なんでも教えてくれる・・・。
行っても行っていないのに、行った気になれる・・・。
ドキドキわくわくするはずの旅行が、写真や情報との「確認作業」のようになっていました。

そんな時に出会ったのが、海外マラソン!

42kmの間、なにが起こるか、どんな景色があるのか、なにを考えているのか全く想像できず、

42kmを走りきった時の感動も想像できず、

大歓声を受けている自分も想像できず、

完走できるかどうかもわからない冒険心、なにもかも全く想像できなかったんです!

そしてマラソンばっかりは「走ってみないと想像できない」、これが一番大きかったです。

今の時代には、「なにが起こるか全くわからない時間」が、とっても貴重で、とっても楽しかった!

これがまず、「マラソンって楽しい!」って思った一つ目の理由です。

 

言葉も超える。文化も超える。異性も超える。マラソンコミュニケーション!

Photo by Shinya

マラソンは、「マラソン」そのものがコミュニケーションツールで、ランナー同士は「走る」だけで、なぜかものすごい仲間意識が芽生えるなって思いました。一緒に汗を流したり、同じ目標に向かって頑張ったり、すごい素敵なことだなって。なかなか普段、ハイタッチして喜び合うことってないことなので、それがとっても新鮮でした。

日本人はシャイですが、海外マラソンとなれば、ハイタッチどころではなく、見ず知らずの人と抱き合ったり、励まし合ったり、言語も文化も異性も関係なく、分かり合えるものがあります!

普段、会話をすることがあっても、肌と肌が触れるコミュニケーションはなかなか取りにくですが、恥ずかし気もなく表現できるのが「マラソン」の力なのか!?

そんな風にインドの子ども達と触れ合いながら感じました。

 

Photo by Shinya

 

マラソンが走るだけだと思ってる方、大間違い!

「マラソンしない?」と聞くと、大抵の方は、「走るなんて(ヾノ・∀・`)ムリムリ」と言います。

なぜなら、「マラソン=走る=過酷」という印象があるからです。

自分も「走ること自体が楽しい!!」という気持ちよりも、マラソン大会が楽しくて好きなのです。

スタート前の「完走できるかな?」というドキドキ感、「どんなことが待っているかな?」というワクワク感!

会場はマラソンと言うよりもダンスがあったり、演奏があったり、食べ物があったりするお祭り騒ぎで、一種のフェスのよう。

走り始めると、涙するランナーや、最高の笑顔で応援してくれるスタッフや市民の方々。

沿道での応援やスタッフさんの温かみは、もちろん日本の大会でも最高です(いつもありがとうございます)。

ただそれが海外となると、外国の方々に「なんでここまでしてくれるんやろう・・・」と、日本の大会とは全く違った感情が溢れ出てきます。

 

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Photo by Shinya

 

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Photo by Shinya

 

世界遺産、観光名所を貸切状態に!

カンボジアでは、アンコール遺跡群の中を走ることができます。

スペインでは、バルセロナのサクラダファミリアのすぐ横を走ることができます。

フランスでは、パリのシャンゼリゼ通りのど真ん中を走ることができます。

インドでは、ムンバイの世界遺産CST駅をランナーのためにライトアップされスタートします。

世界には、様々な場所で様々な大会があり、楽しめる要素も多種多様!

この間は交通規制もされており、いわば「ランナーだけのために」道を空けてくれるんです。

 

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Photo by Shinya

 

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Photo by Shinya

 

極論を言えば・・・

走るのが大好きで大好きでたまらないランナーさんもたくさんいらっしゃいますし、ダイエットも兼ねて走っているランナーさんもいらっしゃいますし、単純に運動不足解消のために走っている方もいらっしゃいます。その中で僕の場合は、「非日常感」や「非日常に挑戦」していることが好きで、マラソンで人生がちょっぴり変わったな~と思えるほどです。

走る目的はみんなそれぞれ違いますが、「あぁこういった楽しみ方もあるんだな」「ちょっといつもと違うことに挑戦してみようかな」なんて思いながら、あなただけの楽しみ方を見つけてみてください。

 

 

 

ちょっといつもと違った刺激やドキドキを求めて、休日や旅行に是非、「海外マラソン」を選んでみてはいかがですか?

 

海外マラソンは15ヵ国、旅した国は50ヵ国以上/アメージング出版・らん結び代表/ハネムーンマラソン~世界一周ぐるりRUN~/自然派ダイニングBareGREEN/コーラとラムネが好きです/最近人見知りです

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