高橋尚子さんが金メダルをとったシドニーで開催!南半球最大の大会
ランナー憧れのレジェンド――高橋尚子さん。シドニー・ランニング・フェスティバルは、高橋さんが金メダルをとった2000年のシドニー五輪開催を記念して、その翌年からスタートした南半球最大のマラソン大会です。
世界三大美港・シドニー湾、ハーバーブリッジ、オペラハウス…と世界的な名所を駆け抜けるコースは絶景の連続!あなたもゴール直後に「すっごく楽しい42.195(または21.0975)kmでした!」と、高橋尚子さんのようにコメントすること間違いナシ。
Photo by Mari
ゴール直後。高橋尚子さんのように「すごく楽しい21.0975kmでした」と言う私
日本人ランナー専用受付あり
シドニーに到着したら、シドニータウンホール内のエキスポ会場に行き、ゼッケン、大会ガイド、参加賞などを受け取ります。世界中からランナーが参加する大会のため、各国の専用のランナー受付もあり、嬉しいことに日本人ランナー専用受付もあります。レースについて質問や気になることがあれば、ここで日本人スタッフに相談することができます。
Photo by Mari
エキスポ会場のルートマップ前にて
早朝スタートだから,ホテル選びは要注意
スタート地点のミルソンズポイントは、ハーバーブリッジの真下。ここから見るシドニー湾ごしのオペラハウスの美しさは格別…ですが、当日はフルが7:05、ハーフが6:00という早朝スタート。残念ながら、ただの真っ暗闇でした。
Photo by Mari
スタート直前。早朝の移動は危険なので注意したい
スタート時刻の1時間前には到着したいので、日の出前にホテルを出発することになります。早朝から交通規制が始まり、ハーバーブリッジも封鎖されるため、電車での移動が便利です。当日は、臨時列車が4:30頃から運行されます。ただし、早朝の町歩きは危険なので気を付けて。電車の駅のすぐそばや、ミルソンズポイント付近のホテルがオススメです。
Photo by Mari
スタート地点のミルソンズポイント。バーバーブリッジの真下
ハーバーブリッジを走り抜け、オペラハウスでゴール!
ハーフに参加した私。整列したころにやっと夜が明け、号砲とともにスタート!
直後にシドニーのシンボルであるハーバーブリッジを渡ります。ブリッジから見える、白いオペラハウスと、青い海のハーモニーは息をのむ美しさ!
Photo by Mari
ハーバーブリッジの上からはこんな絶景が楽しめる
その後は市街地に入り、種目ごとに別々のコースを走ります。ハーフは、トンネルをくぐったり、港を走ったり、多少アップダウンはあるものの全般にフラットで走りやすい。
最後はオペラハウスでゴール!
完走メダルを受け取り、老いも若きも男も女も人種も国籍もなく、お互いに” Congrats!” ”Can you take a picture for me?” と、健闘をたたえ、記念写真の撮り合いをする楽しい時間のスタートです。隣接する植物園では、ドリンク、フルーツ、チョコレートなどの無料サービスを受けることができました。
Photo by Mari
ランナーが続々とゴール!
残念だったのは、給水のみで給食がなかったこと。個人的にはスポーツドリンクがものすごく不味かった!!「どうやったらこんなに不味いドリンクを作れるんだ?」と思ったほど。
10km地点でスポーツドリンクを飲み、驚きのあまりむせ返った私…その後、水しか飲まなかったことは言うまでもありません。
Photo by Mari
完走メダル。ハーバーブリッジとオペラハウスがデザインされている
電車・バス・フェリーが終日無料で乗り放題!
当日は、ゼッケンを提示すれば、シドニー市内の電車、バス、フェリーが無料で終日乗り放題になります。せっかくの特典なので、マラソンのための交通手段としてだけではなく、市内観光にも活用しましょう。イギリス植民地時代の古い街並みが残るロックスエリア散策や、ダーリングハーバーエリアでショッピングを楽しむのもいいですね。
Photo by Mari
イギリス植民地時代の古い街並みが残るロックスエリア
ブルーマウンテンズ、マンリービーチ…合わせて楽しむ観光地
シドニー郊外の観光地もオススメです。私は前日に、世界遺産のブルーマウンテンズへ行きました。残念ながら、その名の由来である青い霧は出ませんでしたが…。
Photo by Mari
世界遺産ブルーマウンテンズにはぜひ足をのばしたい
翌日は、シドニー在住の友達の案内でマンリービーチまでのハイキングに。海沿いのハイキングロードにはワイルドフラワーが咲き乱れ、日向ぼっこをする野生のトカゲがいたり、先住民族の遺跡があったり…ガイドブックには載っていない穴場を満喫!
Photo by Mari
海沿いのハイキングロードにて
Photo by Mari
日向ぼっこをするトカゲに遭遇
Photo by Mari
ところどころに先住民族の遺跡がある
9月のシドニーは、日本の春のように過ごしやすい時期です。ぜひオーストラリアの大自然を体感してください。
シドニーマラソン(SYDNEY RUNNING FESTIVAL)の基本情報
■大会開催日
毎年9月中旬開催
■気温・気候
日本の春(3~4月)と同じような気温。湿度も低くカラッとした気候で走りやすい。
■エントリー方法
大会ホームページ(日本語)よりエントリー可能。
マレーシア・KL在住のフリーライター・編集者。海外渡航回数は50回以上。マレーシアでは月2~3回のペースでマラソン大会に出場している。フルマラソンの自己ベストは4時間18分。サブ4を目指しつつも、 タイムよりケガなく楽しく走ること重視のファンラン派。趣味はランニング、登山、ムエタイ、旅行。