はじめまして、10km以上走ったことがないマラソン初心者ですが、ラン結びの隠れ編集長、奥真彦です。
ある日、「今週の日曜日に、トレラン(練習)やるんだけど来ない?」と一緒にラン結びを運営している千葉慎也(ちばっち)から誘われました。
トレラン?
走るトレーニングの略?
なんかきつそう・・・。
知識ゼロの状態で、東京の高尾山にてトレラン初挑戦をすることになりました。
トレランとは皆さんご存知かと思いますが、トレイルランニングといって陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさします。
単純に言えば、登山道を走るという競技ですが、僕はこんなことさえ知りませんでした。
15kmのトレラン! 準備ゼロ、というか運動も最近していない
高尾山のトレランと言っても、たかが練習(遊びのような感じ)。
ただ、練習だけど、15kmの山道を走ると聞き、正直葛藤がありました。
僕はたまにゴルフに行くくらいで、最近全く運動をしていない状態でした。
1年前くらいに健康のために走ろうと走っていた時期があって、その活動のなかでチャレンジしたのは10km程度のマラソンです。
約1時間くらいで走り切ったのですが、フィニッシュ時はこれ以上は走れないという具合だったのです。
こんな状況ですが、体験したことがないのでいいキッカケだと思い走ることにしました。
結果から言うと、参加してよかった!! と思える楽しい体験でした。
コース説明をしてくださる、ベテランランナーさん
下りの疾走感が気持ちいい
トレランは登山道を走っていくということで、マラソンと比べると急な登りや下りがたくさんあります。
下り道を走る時は位置エネルギーをとても感じながら、走ることができます。
位置エネルギーというあまり意味を理解していない単語を使いましたが、自転車やバイクの感覚に似ているかもしれません。勢いがつくので、足運びは前に前に出していくというよりは、自然の力に任せて、足を運んでいくような感覚です。
山道で細いということもあり、周りの景色の移り変わりが速いのも、疾走感をより感じれる理由だと思います。また、足元が舗装されていないので、どこに足をつくのかというのが重要になってきます。
長い距離を走るので、できるだけ足や腰に負担が少なくなるように足をつくことを意識するため、頭も使います。
この足運びがリズムよく進めている(自分の感覚なのでうまくいっているかはわかりません。。)感を感じれる下り道は気持ちがいいです。
今回は水を感じられるルートということで、行き(登り)の途中で水が流れる小さな川を上っていく道もありました。普段のトレーニングやジョギングでは味わえないとても爽快なランになりました。
のぼりは鍛錬が必要
のぼりはかなりのハードワークでした(仕事ではありませんが)。
今回の高尾山のコースは階段が多い道で、階段を走りながら登るのは太ももの筋肉にかなりの負荷がかかり、継続して走り続けるのはかなりきついです。
僕の場合は、途中で歩かざるを得なくなりました。
今回はトレランの大会に出られているベテランの方に教えてもらいながら走ったのですが、経験されてる方は緩めることなく走っていくので、のぼりではどんどん離されていきます。
のぼりの中でも階段が多いコースは負担が大きいそうです。
15km程度であれば初めての挑戦としては適当
15kmと聞くと迫力を感じ、大丈夫かなと思いますが、実際に走ってみるとなんとかなりました。
理由としては2つあります。
1つは下りと登りの使う筋肉が違うからです。山道なので、登りと下りのバランスがとれて、リズムができます。また下りは心肺的にも、筋肉的にも力をセーブできている気がします。
2つ目は休む時間が合間にあったからです。のぼり道は途中で走れない場所があったりしました。
マナーについて
トレランの道は普通に登山を楽しむ方もいらっしゃいます。
下り坂はスリルがあって楽しいため、ついつい勢いよく走ってしまいがちですが、マナーとしては登山の方に近づいた際には、足元を緩める必要があると感じました。
勢いよくかけていくと周りの方はびっくりしますので、あくまで「山は歩いて登る場所」を念頭にトレランを楽しみましょう!
山頂でかき氷を食べました!
岡山県出身、立命館大学経済学部卒業。健康食品会社の東南アジア販売事業開発に従事した後、退職し、教育オンラインサービス会社のマーケティング担当として従事中。傍ら、旅行マッチングサイト「TABITOMO」の事業開発責任者。ランニングポータルサイト「らん結び」編集者として活動中。趣味は旅行、世界一周経験あり。