(スウェーデン)ストックホルムマラソンはケイタリング天国だった

 世界一周の旅。海外マラソン3戦目はスウェーデンで行われる、ストックホルムマラソン。結構メジャーな海外マラソンで日本からの参加者も多い。観光も兼ねて大会4日前に現地入りして、コースのイメトレは完璧だ。しかしフルマラソンは4月のパリマラソン以来2ヶ月ぶり、これまで観光ばかりでロクに練習していないのが心配だ。しかし、本大会では自分に ”マラソンの神” が宿った事を先に記述しておく…!

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スタート前の会場の雰囲気。マラソンの神は今どこに…?!

 

EXPOの景品は盛り沢山、お腹とバックがパンパンになる

ゼッケンを受け取りにEXPO初日に向かうと既に行列が出来ていた。5月30日、31日、6月1日(8時〜11時まで)と、レース開始の1時間前まで受付をしている。本大会のレース開始時刻は12:10であり、「昼スタートのマラソン大会は初めてだな〜、結構珍しいパターンなのかも。当日は寒くないから走りやすいかもしれないな。」などと思っていた。
会場内に入るとゼッケン配布スペースが沢山ある。なんとQRコードをかざして、その場でプリントアウトされる仕組みなっていた! 大会慣れしている感じが凄い! さすが日本マラソンの父、金栗四三先生も出たストックホルムマラソン。
販売スペースやメーカー出店ブースも見渡しやすい、複数メーカーのプロテインバーが試食出来たりとお腹まで満足出来る。会場を出る頃にはナップザックとお腹がパンパンになっていた。

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広い受付スペースでゼッケンはQRコードで読み込まれる仕組み

 

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ゼッケンの他、会場でもらったもの。なんと冊子の表紙(右)が名古屋ウィメンズマラソン!

 

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大会オリジナルグッズもたくさん売られている

 

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エナジーバーなどの試食も豊富

 

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なんとマッサージまで受けられるスペースも!

 

当日の天候は曇りから雨

大会当日、会場入りをして入念にストレッチをしていたが、なんとスポーツドリンクとバナナが食べ放題だった。手荷物は野外で管理されており、貴重品は別の場所に預ける事が出来た。スタートポジションに入り12:10、レース開始! 頑張るでぇ〜!

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スタート前は、バナナとスポーツドリンクがもらいたい放題!

 

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手荷物や貴重品預けもスムーズ

 

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練習不足が心配だけど頑張るで~!

 

コースは平坦と下り坂が多い。スタジアムから坂を下り旧歴史街に入る、10キロ地点のストックホルム宮殿を通過する。ここでは演奏隊が音楽で声援を送ってくれた。今日は身体の調子がすこぶる良い、走っていてすごく軽く感じる。下り坂も相まって跳ねるようにスピードを上げていく。10キロタイムは48:27、良い感じじゃないか!

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10キロのストックホルム宮殿を良いペースで通過

 

 
スタジアム方面へ戻った後は森林公園の中を進んでいく。18キロ近辺で大きなテレビ塔の前を通り過ぎ、ハーフ地点ではABBAミュージアムの前を通過! ABBAの音楽で元気を貰い、なんとハーフを1:41:24と自己ベストを叩き出した! ここまで足の痛みなし、呼吸の乱れなし。今日は…イケる気がするっ!!


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テレビ塔、ABBAミュージアムと見どころも多いコースでランナーを飽きさせない

 

ランナーズハイに突入

そして遂に27キロ地点で3:45ペースランナーを捉える、追いついたぜ〜。後は因縁の3:30ペースランナーを捕まえるだけ、待っとけよ〜!
30キロ地点の長いトンネルを抜けると雨が本降りになってきた。パリマラソンの時は30キロ超えてから太ももが痛くなったが、今日は全く痛みが無い。どうやら自分に ”マラソンの神” が宿っているらしい、身体がノリに乗っている。なんと34キロ地点にして本日最速ラップ、キロ4:22! 思わず『えっっ!!』と驚いてしまった。笑

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雨が降り始める中、マラソンの神も降臨!?

 

35キロ手前で最後の難所、大きな橋が現れる。なんとなく東京マラソンの旧コースにあった ”35キロの壁” に似ている、歩き出すランナーも出始める中、自分はグングン進んでいく。
中心街に戻り、ゴールまでの残り3キロは上り坂。最後はスタジアムをグルっと1周する、観客の声援がもの凄い! 元気を貰い、フィニッシュラインまでラストスパート!

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35キロの壁と思われる橋もなんのその!

 

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大歓声のオリンピックスタジアムを走る気分は全員がオリンピアン! さぁラストスパート!

 

タイムは3:26:33、自己ベスト更新キターー! そして遂にサブ3.5達成!! 思わずフィニッシュ時はガッツポーズを何度もしてしまった。考えられる勝因は、やはり下り坂が多いことだろう。下っている割には上っている感覚が少ないように感じた。このコースは自己ベストが出やすい大会なのかもしれない。そして、スイスでのハイキングが良い筋力トレーニングになったのも多少はあるだろう。
(参考:スイスハイキング)

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ガッツポーズが止まらないなか、3つ目の完走メダルをゲット!

 

ケイタリング天国は存在した

黄色いフィニッシャーTシャツを受け取ると、記念撮影出来るブースがあった! 手厚いサービスがすぎる、ストックホルムマラソン。撮った写真も自分のメールアドレス宛に送られるサービスもある。そしてお待ちかねのケイタリングブースへ、ここは控えめに言っても天国だった。ホットドッグ食べ放題、コーヒー飲み放題、レッドブル飲み放題、よく分からないエナジードリンク飲み放題、よく分からないエナジードリンク飲み放題その2、そして極めつけはビール飲み放題。最高だ、身体に染み渡る。

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こんな良い記念写真がメールで送ってもらえました

 

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フィニッシャーTシャツも楽しみのひとつ

 

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レッドブル他、謎のエナジードリンクも飲み放題

 

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食べ放題、飲み放題のホットドックとビールで自己ベスト完走の余韻に浸る…最高、、、

 

自己ベストを出しやすいコース、充実すぎるケイタリングコーナー。マラソンの神が宿り、ケイタリング天国がある。そんな夢のような大会がストックホルムマラソンだ、初めての海外マラソンにもおすすめできる。是非参加してみてはいかがだろうか。
 

ストックホルムマラソンの基本情報

■大会ホームページ

https://www.stockholmmarathon.se

■大会開催日

毎年6月上旬開催

■気温

スタート時間がお昼なので暑くなることもある
 

千葉県出身、ユニクロ店員を経て映画の宣伝マンになる。東京マラソン当選をキッカケにマラソンをはじめる。趣味は一人旅、空と海のダイビング。20194月から世界一周の旅に出発している。Instagram:dragon_kun01

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