スタート地点の様子 by ビッケママ
ストックホルムハーフマラソンは、北欧の短い夏が終わり秋の気配が感じられる9月初旬の土曜日に開催されています。午後15時30分スタートですが、この時期の日没はまだ19時過ぎと日本に比べて遅いので、レース中はお天気がよければ、西日を浴びながら気持ちよく走れます。
エキスポは前日と当日、スタート地点の手前の仮設テントで開催されており、エキスポでレース出場の申し込みもできます。エキスポでは、ゼッケンや計測用チップ(レース後返還)、預け荷物用の透明バッグ、地図やパンフレットをもらいます。
王宮が目の前にあるスタート地点 by ビッケママ
スタート・ゴールは王宮、国会議事堂前。それだけでもわくわくしますね。
コースガイド
photo by www.stockholmhalvmarathon
2018年からスタート位置がStrömbron中ほどに変更になり、スタート時の混雑が緩和されました。スタート直後は王立公園、ショッピングストリートを走りぬけ、トンネル経由で中央駅前に出ます。5km地点のKungsholms strandからHornsberg、9km地点のNorr Mälarstrandからストックホルム市庁舎を通り過ぎるあたりは、6月のストックホルムマラソンのコースと重複する御馴染みのルートです。
旧市街の西側を走りぬけ、Södermalmに入る13km地点手前のSlussenの上り坂が少々きついですが、ちょうど対向車線側は速いランナーが20km地点に差し掛かるあたりで、下り坂を勢いよく駆け抜けていく姿にエネルギーをもらえます。
15kmから17kmのメーラレン湖南岸沿いを西日を浴びながら乗り切ると、18km地点Tantoludenというコロニー地域に入ってきます。この辺りがレースの山場です。お天気がよければストックホルム市民が家族でピクニックをしたり、水浴びをしたりしています。筋肉痛がひどくなったら、ここで「アイスパワー」という鎮痛保冷スプレーをかけてもらうといいかもしれません。
最後の2kmほどは平坦な道から下り坂に入り、ラストスパートのスピードに乗れるはずです。ゴールは王宮の前を通り、国会議事堂前です。大会の公式写真はこのゴールの直線のところで撮影したものがメインなので、かっこよくゴールを走り抜けてくださいね。
ゴール時の18時半でも明るい! by ビッケママ
レースサポート
Photo by ビッケママ
コース上の給水(メーラレン湖の美味しい水とスポーツドリンク)は3kmごと、その他、スポンサーがエネルギージェルやお菓子、バナナなども配っていました。
制限時間は最終スタートから2時間45分。12kmと17km地点で時間制限の関門があります。ペースメーカーはスタート時間別に1時間30分、1時間40分、1時間45分、1時間50分、2時間、2時間10分、2時間20分の旗をつけて走っています。大会専用アプリでトラッキングサービスもあります。
いつも沿道の応援には心から励まされますが、音楽の生演奏から面白いプラカードをもった名物オジサンまでいろいろあります。
更衣室やシャワーはイベント会場から2,5kmほど離れたオリンピック競技場にあるので、少し不便かもしれません。
アフターランの楽しみ
ゴール後はメダルや参加賞を受け取りますが、何といってもお勧めはアルコールフリーのオリジナルビールを飲むこと。因みにその名もHalvan klar(ハーフ完走)。
ゴール後のメダル by ビッケママ
アルコールフリーのオリジナルビール by ビッケママ
アフターランのもう一つの楽しみはシナモンロールだったのに、2018年はなかったのかしら? 逃してしまいました! とりあえず、ホットコーヒーで体を温めました。
参加賞にはバナナ、オリジナルボトルのミネラルウォーター、チョコレート、お菓子、洗濯用洗剤などがありました。
今回は親子で参加しましたが、とても楽しい大会でした!
Photo by ビッケママ
ストックホルムハーフマラソンの基本情報
■大会開催日
毎年9月初旬
■気温・気候
最高気温は20℃前後で、走りやすい気候です。
■エントリー方法
大会ホームページよりエントリーが可能です。
https://www.stockholmhalvmarathon.se/english/
海外マラソン歴3年。仕事と育児に追われながら走ることで自由を満喫し始めたカタツムリランナー。旅行好きの延長から海外を走り始める