マラソン大会の数か月前、とても楽しみな気持ちと、少し不安な気持ちを持ちながら、マラソン大会にエントリー。大会の日に合わせて、練習をしたり、コースを妄想してみたり、一緒に出場する友達とその想いを共有してみたり、・・・とにかくも大会に向けてドキドキわくわくしながら、準備をする方が多いはず。
しかし、「エントリーして準備をしていたにも関わらず、出場できなかった」あるいは「途中でリタイアを余儀なくされた」、そんな悔しい想いをするランナーがたくさんいることも事実です。
筆者もドキドキしながら、初のウルトラ、「日光ウルトラマラソン」にエントリー。
とても楽しみにその日を思い浮かべながら過ごし、仕事の合間をぬって練習していましたが・・・、大会の前々日に急遽、出場できなくなりました。
自分では想像できなかった思った以上の悔しさと、その悔しさをバネに考えたことを3つ紹介します。
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「こんな想いは二度と味わいたくない」という気持ちは一生の宝物
フルマラソンもウルトラマラソンも、完走した時の嬉しさは想像できない喜びがあります。
ただ「もう一度この喜びを味わいたい!」という感情も素敵なことですが、「こんな悔しい想いは二度としたくない!」をいう悔しい経験をもつことは、なかなか味わえる痛みではなく、これから先の人生でとても貴重で、一生の宝物になります。
現に筆者も、「挑戦しようと思ったけど、挑戦できなかった」という悔しさは、もう二度と味わいたくないくらい辛く、思い出しただけでも胸が痛く、吐きそうになります(ほんとに!)。
このとき、仕事や夢など「挑戦しよう!」と思っていることが5つほどあり、これを諦めると、今回のような感情になってしまうのかと思うと、絶対に挑戦するし、絶対にあきらめないし、絶対にやりきる!そんな感情がふつふつと溢れでてきました。
なにか「挑戦しよう!」と思ったものの、「やっぱりやめようかな・・」という感情がうまれたとき、この悔しさを思い出してみてください。
こんな想いは二度と味わいたくない!・・・だからこそ!
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悔しさや辛さの経験が多い人ほど優しい人になれる
リタイアの経験はリタイアした人の気持ちがわかるようになるためのもの。もし自分が悔しくて苦しかったら、同じように苦しんでる人の気持ちがわかる人間になる。その人に声をかけてあげられる。だからリタイアは失敗はじゃないし、そんな温かみのある人間になるために必要なことだから、大丈夫!
・・・そうは思っていても、「悔しいものは悔しい!」。はい、その通りです。
でも、本当に悔しさを味わうと、同じ境遇の方に対する声のかけ方がわかってきます。
優しい言葉をかけてもらっても、悔しい気持ちが心から晴れることはなく、なんなら人の優しさに触れて、より悔しさが増すかもしれません。
でも同じ悔しさを味わえば、その時にかけてもらって救われた言葉、その時に助けられた周りの方々の行動が身に染みて感じているため、あなたのその苦しさが、誰の支えにきっとなる日がきます。
ちなみに僕が気持ちを晴らした手段は、「もう一度挑戦する環境を無理矢理作って、無理矢理挑戦する」ことです。心から応援しています!
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誰もが経験できることではない
一番大事なことは、リタイアも欠場も、誰もが経験できることではないということです。
「よし!私は絶対にリタイアするぞ!」
「やったー!欠場できた!」
などと好んで選択できない経験を、あなたは経験したということです。
こんなラッキーな経験をしたあなたは、きっと一回りも二回りも大きくなりました!やったね!
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